
ドリップバッグやお茶パックなど色々な製品がある中で、私はフィルター材の品質管理部に所属し、繊維の量や厚み、強度の数値などの物性を随時確認しています。確認する中で、もちろんそれぞれに規格が存在しています。だた、単にそれに合わせるのではなく、例えば10ニュートンの規格の商品でも、前回15ニュートンで出荷していたなら、それを目指さないとお客さんのところでは不具合が出てしまいます。製造部門と折衝をしながら、常に同じ品質を目指して、安心安全な商品作りを心がけています。また、品質管理部では、年間ごとにクレームの発生件数をまとめているのですが、それが、前年比より下がっていた時はすごく嬉しいです。納期を守りつつ、品質を担保する基準を判断するのは非常に難しいのですが、数値として結果が見えることなので、自分の判断が間違っていなかったんだと、自信にも繋がり、やりがいを感じますね。
食に関することに興味があり、前職では食品メーカーに勤務していました。もっと幅広く商品に携わりたいと考え、食品そのものではなく、中間原材料を扱っている大紀商事を選びました。また、大紀商事は女性の産休、育休の復職率や管理職を占める割合がきちんと公表されていて、他の企業より高かったんです。自分のライフステージも考えながら、キャリアも積みたいと考えていたので、それを叶えられる環境があったことも決め手になりました。
何か社員から意見があった時、会社側からのレスポンスが早い所です。例えば、昇給の基準がわからない、という意見が前々から上がっていました。一般的にそういうのはトップシークレットでなかなか発信しにくいと思うのですが、「今はこういう風に決めていて、順次わかりやすく整えていきます」という回答がすぐ社長からあったんです。社員の疑問をそのままにせず、ちゃんと誠実に向き合ってオープンにしてくれているところは他にはない魅力だと思っています。
強い品質管理部を作っていきたいですね。班長になってまだ日が浅いので、自分1人では判断することやチームを回していくのが難しいと感じる時があり、他の部署や本社工場など色んな人の協力を得ながら仕事を進めることもあります。今後は、工場内でそれができるような、部の底上げと品質管理力を向上していきたいです。また、他の部署と新商品の開発も進めているので、新しいものを生み出すところも力を入れていきたいと思っています。