
私は研究開発部の中でも評価分析チームに所属し、製品の特性に関する研究を行っています。PLAという環境にやさしい樹脂を使った製品があるのですが、その製品が湿度や温度、日数の条件によってどれくらい劣化するのかを実験し、顕微鏡で観察しています。例えば、保証期間を過ぎたらどうなるのか、また期間内であっても条件によってどうなるのかなど、あらゆる想定をもとに環境による品質への影響を研究しています。また、お茶の抽出性の実験で紙より不織布が優れているという研究結果をまとめた報告書が商談で役立って、営業から「ありがとう」と言われた時は「やってよかったな、頑張った甲斐があったな」と感じますね。
もともと関西に住んでいたということもあり、小さいときからよく海遊館(水族館)に行っていました。その時「クジラの体にはこんなに沢山のプラスチックが入っています」という情報を初めて知ったんです。そこから環境に関することに興味を持つようになり、就活では環境に配慮した製品づくりをしている企業を探していたところ、大紀商事がヒットしたんです。また、アットホームな雰囲気も入社の決め手になりました。仕事内容も大事ですが人と人との関わりも大事だと思っていて、最終面接での社長とのやりとりや社内のアットホームな雰囲気を感じたので、「のびのび働くことが出来そう」と思い入社を決めました。
0→100まで全部自社で作っているところですかね。原料の樹脂を溶かして不織布をつくる所から、その不織布をつかったドリップバッグなどの製品づくり、製品をつくる機械の製造やメンテンナンスまで、一貫して自社でできるのが魅力で、素直にかっこいいと思います。そこに携われている楽しさを知っているので、わくわくするんです。フィルターの会社で固いイメージがあったのですが、入社前に思っていたよりアットホームです。BBQをしたり、月に1回ご飯を食べたりと交流があるので、皆と仲良くなれる機会があり、仕事の相談もしやすいです。
教えられる立場から教える立場になりたいです。今は色々教えてもらう側なので、今後は自分で計画して実験を進めていけるようにしていきたいと思っています。そして自分が感じた楽しさを後輩にも伝えられるような頼りになる先輩を目指していきます。